検診・健康お役立ち情報

毎日ドクター 健康かわら版 3月号

― 2019年 花粉症情報 ―

毎日ドクタ-理事長
山田正樹

 【スギ花粉・ヒノキ花粉の飛散時期】

愛知県ではスギ花粉は2月18日より本格的に飛散を開始しています。
3月上旬~中旬でピ-クとなります。ヒノキ花粉は4月上旬ごろ飛散がみられ、4月中旬~下旬にピ-クとなります。

【スギ花粉・ヒノキ花粉の飛散量】

花粉の飛散量は前年夏の気温、日照時間、降水量に左右されます。東海地方は昨年猛暑でしたので今年の飛散量はスギ花粉もヒノキ花粉も昨年と比べて微増する予想です。例年の平均値と比べても微増と予想されます。

【花粉症対策】

①天気予報の花粉情報を参考にしましょう。急に気温が上がる日、風の強い日、雨が降った翌日は飛散量が増大します。布団や洗濯物は部屋干しにしましょう。

②花粉症用マスクやメガネで侵入する花粉を減らしましょう。

③オフィスや自宅に花粉を持ち込まないようにするため入室前や帰宅時に衣類をよく拂いましょう。空気清浄器を活用しましょう。

④午前10時から午後4時までの間は花粉が多く飛散しますので屋外活動の時間帯を工夫しましょう。

⑤花粉症は眼・鼻・咽頭粘膜の過敏なアレルギ-反応です。眼科、耳鼻科咽喉科、内科で坑アレルギ-薬(点眼、点鼻、内服)の相談をしましょう。

⑥花粉症により鼻閉をおこすと夜間に開口呼吸となり咽頭炎、上気道炎をおこしやすくなります。また、気管支ぜんそくや副鼻腔炎の既往がある方は花粉症により増悪することがあります。早目に医療機関を受診して対策を相談しましょう。

⑦花粉症が引き金となり免疫反応の誤作動、過敏過大反応が起きやすくなります。のんびりリズムで生活しましょう。