検診・健康お役立ち情報

毎日ドクタ- 健康かわら版 10月号

― 脂質代謝異常に注意しましょう ―

産業医・毎日ドクタ-理事長 山田正樹

 脂質代謝異常とは
脂質代謝とは毎日の食事で摂取するコレステロ-ルや中性脂肪のバランスをいいます。
コレステロ-ルは細胞を構成する材料になったり、ホルモンを作る材料になったりします。中性脂肪は細胞が活動するエネルギ-源となります。

 正常値(mg/dl)
総コレステロ-ル:120~219  中性脂肪:30~149
善玉(HDL)コレステロール:40~95  悪玉(LDL)コレステロ-ル:65~119

 健康診断における傾向
ここ10年は脂質代謝異常の方が急増しており、体重の増加とともに総コレステロ-ル、悪玉コレステロ-ル、中性脂肪の上昇が目立ちます。悪玉コレステロ-ルの上昇は血管内空に脂の塊であるプラ-クを蓄積させ、高血圧、心筋梗塞、脳梗塞をひき起こします。
中性脂肪の上昇は内臓・皮下脂肪を増大させて、肝臓機能障害や糖尿病を誘発します。

 食欲の秋にむけて脂質代謝異常の攻略方法
① 鶏卵をひかえましょう。鶏卵は2日に1個までにしましょう。
② 魚卵の食べ過ぎに注意しましょう。子持ちシシャモ、たらこ、イクラ、スルメはコレステロ-ル含有量が多いのでひかえめにしましょう。
③ 魚や鶏肉を中心に献立をつくり、牛豚のバラ肉、ロ-ス、カルビは少量にしましょう。
鳥皮はコレステロ-ル含有量が多いのでひかえめにしましょう。
④ 緑黄色野菜(トマト、ブロッコリ-、ニンジン、レタス、ピ-マン)や繊維質の多い野菜(アスパラ、ゴ-ヤ、ごぼう、ふき、レンコン)
などを先に食べましょう。
⑤ 飲酒により肝臓で中性脂肪が合成されます。節酒され休肝日をつくりましょう。
⑥ ピ-ナッツ、ア-モンド、落花生、胡麻などは中性脂肪を上昇させます。摂取量を調整しましょう。
⑦ 朝食はしっかり食べて夕食のボリュ-ムを80%位に減らしましょう。
⑧ 早食い、ドカ食いは脂質代謝異常と糖代謝異常をまねきます。注意しましょう。
⑨ 毎日よく歩くようにして消費カロリ-を増やしましょう。
⑩ 週3回は30分程の運動をしましょう。

健康診断の結果で異常値・要治療の方は早く医療機関を受診しましょう!