医療トピックス トピックス
毎日ドクタ- 健康かわら版 3月号 2014.03.01
一般財団法人 毎日ドクター

― ニオイのメカニズム 

産業医・毎日ドクタ-理事長 山田正樹

■ 嗅覚(きゅうかく)・臭覚(しゅうかく)とは
ニオイを感じるシステムを嗅覚・臭覚といいます。これは人間の5感の1つです。
5感とは視覚、聴覚、味覚、触覚、嗅覚・臭覚をいいます。嗅覚・臭覚は一般的なニオイを感知する以外に、遠く離れた位置の個体を識別したり、食べ物が腐敗していないか確認したり、有毒なガスを嗅ぎ分けたりして、生命にとって大切な役割を担っています。

■ ニオイの感知と認識は
それぞれの個体や物質は常に固有のニオイの分子を空気中に放出しています。例えばバラの花の香り、キンモクセイの香り、汗のニオイ、アンモニアのニオイなど固有のニオイの分子を放出しています。私達は空気と一緒に、このニオイの分子を鼻から吸い込みます。吸い込まれたニオイの分子は鼻腔の天蓋にある嗅覚細胞を刺激します。
刺激を受けた嗅覚細胞は大脳に電気信号を送り、大脳で情報処理がなされニオイとして認識されます。すなわち嗅覚・臭覚とは鼻で感知をして大脳で認識をしているのです。

■ 嗅覚・臭覚のトレ-ニング
嗅覚・臭覚は個人差が大きくトレ-ニングにより鋭敏になります。ワインのソムリエ、日本酒の杜氏、香水の調香師などはトレ-ニングにより一般の人が嗅ぎ分けられないニオイまで分析できる能力を獲得しています。人の嗅覚細胞は347個ほどですが、犬の嗅覚細胞は人の200倍と考えられています。

■ 嗅覚・臭覚の順応・疲労
強い香水や自分の体臭など、長時間、同じニオイを嗅いでいると徐々にそのニオイを感じなくなる現象です。新鮮な無臭の空気をしばらく吸うと回復します。

■ 嗅覚・臭覚と脳の病気
脳細胞の萎縮により脳細胞のネットワ-クが悪くなると認知症が始まります。その人の若い時代に身の周りにあった生活臭や好んでいた香りを嗅がせることによって、脳を刺激し記憶を呼び戻すことにより、認知症の予防、改善をめざす治療も着目されています。

 
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