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毎日ドクター 健康かわら版 1月号 2020.01.06
一般財団法人 毎日ドクター

毎日ドクタ- 健康かわら版 1月

―アディポネクチン(健康長寿ホルモン)とは―

毎日ドクタ-理事長 山田正樹

■アディポネクチンとは
アディポネクチンは脂肪細胞で産生・分泌されるホルモンです。100歳以上の健康な高齢者やBMIが正常範囲で血圧、血糖値が正常の方では血中アディポネクチンが高いことが判明しています。故にアディポネクチンは健康長寿ホルモンと呼ばれています。このアディポネクチンは脂肪細胞から産生・分泌されるホルモンですが肥満傾向で体脂肪や内臓脂肪が増えると逆相関関係となり産生・分泌量は減少します。

 

■アディポネクチンの作用は
①インスリン抵抗性の改善、2型糖尿病の予防
血糖値を安定させるインスリンに対する組織の抵抗性を改善し、血糖を筋肉に取り込み、エネルギ-として燃焼しやすくすると推測されていて2型糖尿病を予防します。2型糖尿病の方はアディポネクチンが低値であることが知られています。
②動脈硬化の予防、血管年齢の進行抑制
動脈硬化は過剰な悪玉コレステロ-ルが血管内皮細胞に沈着した後、白血球のひとつで
ある単球が攻撃することにより、プラ-クの形成や平滑筋細胞の増殖をおこして発症し
ます。アディポネクチンは単球の攻撃抑制、平滑筋細胞の増殖抑制効果があると考えら
れています。アディポネクチンが正常の方は動脈硬化、血管年齢の進行が予防されます。
高血圧症、冠動脈疾患(心筋梗塞)の方はアディポネクチンが低値であることが知られて
います。

 

■臨床的応用は
アディポネクチンは採血検査により測定します。保険診療では認められていませんので健康診断や人間ドックの採血時にオプションとして追加検査が可能です。正常値は5~10μg/dlです。糖尿病、動脈硬化、高血圧症、冠動脈疾患(心筋梗塞)の発症リスクとしてまた健康長寿の指標として有用です。定期的に採血して推移をみましょう。

 

■アディポネクチンが低値の場合は
アディポネクチンが低値の場合は2型糖尿病、動脈硬化、高血圧、虚血性心疾患(心筋梗塞)のリスクが上がります。糖尿病の精密検査であるHbA1cの値、血圧、心電図、血管年齢を調べる脈波検査、悪玉コレステロ-ルの値をチェックしましょう。複数の異常所見がみられる場合は危険です。主治医を決めてアディポネクチンを増やす食事療法や運動療法、2型糖尿病、高血圧、脂質代謝などの内服治療を開始しましょう。

 
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