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毎日ドクタ- 健康かわら版 9月号 2017.09.01
一般財団法人 毎日ドクター

ダニ媒介性感染症:重症熱性血小板減少症候群(SFTS)

産業医・毎日ドクタ-理事長 山田正樹

■ダニ媒介性感染症:重症熱性血小板減少症候群(SFTS)とは
2011年に中国で初めて報告された新しい感染症です。病原体はSFTSウイルスであることが確認されました。このSFTSウイルスに感染しているマダニに噛まれる事により感染します。感染しているマダニの種類はフタトゲチマダニやタカサゴキララマダニで森林や草むらに生息しています。全てのマダニが感染しているわけではなく、感染しているマダニは数パ-セントです。家ダニは感染していません。

■潜伏期間、症状、検査所見
潜伏期間はマダニに噛まれてから6日から2週間です。発熱、食欲低下、嘔吐、腹痛、下痢、筋肉痛、痙攣、リンパ節腫脹などが出現します。検査所見としては血小板減少、白血球減少、肝機能異常、筋肉由来酵素(CPK)上昇、タンパク尿、血尿などがみられます。重症化すると出血傾向、意識障害がみられ、死亡する場合もあります。

■発生頻度と致死率
日本では2013年から西日本(三重県、石川県から西日本地域)で毎年50人前後が発症しています。致死率は非常に高く6~30%です。70歳以上の高齢者は特に危険です。

■マダニ対策(服装、防虫スプレ-、ペットからの感染予防)
ハイキングやキャンプなどの野外活動、ペットの散歩、農作業などで森林や草むらに入る時は長袖シャツ、長ズボンを着用しましょう。手袋、帽子、首にはタオルも巻きましょう。袖口は手袋や靴下の中に入れましょう。素肌を露出しないことが大切です。
防虫スプレ-は成分表示をみてイカリジンやディ-トという有効成分が含まれている物を使用しましょう。猫や犬に付着したマダニが人に移行する場合とマダニに感染した猫に噛まれた場合が危険です。ペット用のマダニ退治の内服薬や外用剤を欠かさず使用しましょう。

■マダニに噛まれたら
マダニに噛まれたら無理に引き離さず病院(皮膚科)へ行きましょう。知らない間にマダニに噛まれた傷口を発見したら野外活動をしたエピソ-ドを思い出して、内科、皮膚科を受診して診察や血液検査を受けましょう。

 
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