医療トピックス トピックス
毎日ドクタ- 健康かわら版 7月号 2016.06.30
一般財団法人 毎日ドクター

梅雨時の体調管理について

産業医・毎日ドクタ-理事長 山田正樹

本年も梅雨に入りました。高温多湿のこの時期は体調管理に気をつけましょう。

■屋内や室内での熱中症の予防
私たちは発汗作用で汗をかき、その気化熱により体表温度を調節しています。高温、多湿、無風の状態では発汗作用が低下して体表温度が下がりにくくなります。この時期はこまめな水分補給が最も大切ですが、ここ数年では屋外での熱中症よりも屋内や室内での熱中症が多く発生しています。屋内や室内での熱中症は体がだるい、筋肉が突っ張る、頭痛を感じる等、軽症の熱中症が多くみられます。
対策は
①サ-キュレ-タ-、扇風機を利用して屋内や室内の風通しを良くすること。 
②普段から運動を心がけて汗をかきやすい体にしておくことが大切です。

■梅雨時の運動
日頃から運動を心がけている方は発汗作用が優れており、熱中症を発症する危険は下がります。この時期の運動は脱水症や筋肉疲労を伴いやすいので注意が必要です。いきなり運動を開始するのではなく、少し水分を補給して体操やストレッチを十分おこない、ウォ-ミングアップをしっかりしましょう。運動はゆっくり軽めの負荷から徐々にペ-スを上げていきましょう。運動のピ-ク時でも会話が出来る程度の負荷が理想です。
梅雨時の散歩やジョギングは額にうっすらと汗がにじむ程度で十分です。目安としては30分程がお勧めです。運動終了後もしっかり体操をして筋肉をほぐしましょう。運動中や運動終了後もこまめに水分を補給して、運動終了後に尿が出ることが重要です。排尿により体内の疲労物質が排泄され、筋肉のトラブルを予防します。疲れや筋肉疲労をとるためにはシャワ-だけではなく温めの温度での半身浴や、のんびり入浴も有効です。発汗作用が亢進して体表温度のコントロ―ルも良好になります。本格的な真夏が来る前に是非、汗のかきやすい体作りをしましょう。

■夏季の早朝は心筋梗塞や脳梗塞が発症しやすい
これから暑さが増してきますと夜間睡眠中も汗をかきます。夏季では早朝4時から6時にかけて体内の脱水傾向が強まります。脱水傾向が強まりますと血液は濃縮をおこして血栓症の危険が高まります。心臓の冠動脈で血栓症がおきれば心筋梗塞となります。又、高齢の方では心房細動などの不整脈により脳血管に血栓が流れ、脳梗塞を発症しやすくなります。日中からこまめに水分を補給すると同時に、夜間も枕元にペットボトルを置いて一口から二口程度を時々補給しましょう。

 
毎日ドクタ- 健康かわら版 6月号 2016.06.01
一般財団法人 毎日ドクター

 あなたの食事は大丈夫?『新型栄養失調』を知っていますか

産業医・毎日ドクタ-理事長 山田正樹

■新型栄養失調とは
偏食が原因で起こる栄養失調で、おもにタンパク質の摂取不足により起こります。自分では注意してバランスの良い食事をとっているつもりでも、間違ったダイエットをしている人、健康診断でコレステロ-ル高値を指摘されている40代の人、70歳以上の高齢者に多くみられます。(70歳以上の5人に1人は新型栄養失調と考えられています) 理由としては ①極端なダイエットを続けるため肉を一切食べない。 ②コレステロ-ル値を気にし過ぎて肉や卵を控えている。 ③年齢とともにさっぱりとした味付けを好むようになった。麺類やお茶づけを食べる機会が増えて動物性食品を食べない。 ④運動量の低下や外出の機会が少なくなり、活動量の減少から食欲低下をおこしている。 などが考えられます。

■タンパク質の摂取は加齢現象を遅らせる
食事の中のタンパク質が減るとタンパク質不足により血液中の血漿アルブミンという物質が減少して免疫力の低下や体のむくみが起きます。また体を支える筋肉繊維が細くなります。特に高齢者では太ももの筋力が低下して転倒しやすくなります。血清コレステロール値が正常値下限のグル-プよりも正常値上限のグル-プの方が健康長寿であるという研究報告も発表されています。血清コレステロール値を気にし過ぎて肉料理や卵料理を必要以上に減らすことは全身の加齢現象に拍車をかける危険がありますので極端なダイエットは止めましょう。高血圧症、冠動脈疾患、脂質代謝異常、糖尿病、肥満症などの治療中の人は主治医と相談の上、脂質、カロリ-、塩分を程良く控えた食事を心がけましょう。

■血液検査でタンパク質をチェック
毎日の食事で大切な事は、カロリ-オ-バ-に気をつけると同時に栄養素のバランスに注意をする事です。健康長寿を目指すためには良質で低脂肪な肉料理(ヒレ肉、鶏ささみ、)や魚介類、ある程度の卵料理を摂取する事が重要です。ご自身の栄養バランスを確認するためには年2回ほど血液検査を受けてみましょう。血液中の血漿アルブミンが3.5g/dl以下ですと新型栄養失調と診断されます。その他の項目としては総コレステロ-ル値、悪玉コレステロ-ル値、HbA1C、肝機能、貧血検査などが重要です。

 
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