医療トピックス トピックス
毎日ドクタ- 健康かわら版 3月号 2016.03.01
一般財団法人 毎日ドクター

― トップ・アスリ-トから学ぶメンタルヘルス向上術 ―

産業医・毎日ドクタ-理事長 山田正樹

 

◆トップ・アスリ-トが心がけているフロ-の状態、ゾ-ンの状態とは
フロ-の状態とは水が流れるように物事が自然に支障なく進んでいく『心地良い状態』をいいます。ゾ-ンの状態とは『究極の集中状態』をいいます。フロ-の状態はゾ-ンの状態に入っていくための前段階と位置付けられており、ゾ-ンの状態に入ると自分の思ったように体が動き、無駄なく疲労感なく完全に実力が発揮できます。「ボ-ルが止まって見える。回りがゆっくり動いているように感じる。」と表現される状態です。ゾ-ンの状態では脳内でβエンドロフィンという脳内伝達ホルモンが大量に分泌され、爽快な気分になります。トップ・アスリ-トはこのゾ-ンの状態が終了すると、一度ク-ルダウンしてリフレッシュをした後、再びフロ-の状態をめざしていきます。

◆フロ-の状態からゾ-ンの状態に入っていく方法
トップ・アスリ-トは常に自分をフロ-の状態からゾ-ンの状態に導くメンタル・トレ-ニングをしています。以下にトップ・アスリ-トが常に意識しているポイントをあげてみます。私たちの日常のメンタルヘルス向上にも役立つことが多くあります。

① 意欲、目標を持つ。記録、順位、賞金、勝利にこだわる。闘争心を持つ。

私たちに置き換えれば: ごく身近な目標をつくる。ハ-ドルの低い目標から確実に達成していく。仕事でも仕事以外でも楽しい目標を立てる。

② 準備をする。過去のデ-タから科学的、合理的な練習を積み重ね自信を持つ。

私たちに置き換えれば: 過去の成功、失敗体験を次に生かす。経験値を積み重ねて効率を上げていく。

③ 感情のコントロ-ルをする。平常心で常に同じ実力を発揮する。

私たちに置き換えれば: 感情の起伏を抑える。一喜一憂しない。冷静に客観的に判断する。好不調の波(振幅)を小さくしていく工夫をする。

④ 集中とリラックスを使い分ける。戦闘モ-ドとインタ-バル状態を自己調節する。

私たちに置き換えれば: 仕事モ-ド(交換神経優位)と休みモ-ド(副交感神経優位)のバランスを意識する。連続作業を減らす。メリハリをつける。

⑤ 筋肉の収縮、スイングの軌道、ボ-ルの弾道をイメ-ジ・トレ-ニングする。

私たちに置き換えれば: 結果ではなく仕事の進行状況をイメ-ジしてみる。プラス思考で臨み、マイナス要素はウォッシュアウトする(今考えても現状が変わらない事はリセットして別のタイミングで考える)。

⑥ 相手のプレ-を称える。相手を尊敬する。

私たちに置き換えれば: 感謝の気持ちを持つ。自分から挨拶してコミュニケ-ションをはかる。相手の言動や行動から学ぶ姿勢を持つ。

⑦ ル-ティ-ンワ-ク(ポ-ズ)や心が落ち着く音楽、言葉を決めておく。

私たちに置き換えれば: 心が落ち着く日常生活のリズムや行動の順番を決めておく。自分が前向きになれる自分への応援歌を聞く。

⑧ 腹式呼吸で迷いや雑念を取り除き集中力を高めていく。

私たちに置き換えれば: 一度に複数の仕事を抱えている時は、まず気持ちを落ち着かせるために、鼻からゆっくり吸って臍の下を膨らませるようにして、口からゆっくりはきましょう。

上記の①~⑧の項目の中で、やれそうな事から日常生活で試してみましょう。継続する事により楽しい生き生きとした毎日となり、メンタルヘルス向上に繋がっていくと思います。

 
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